花戦さ これから見ます
ストーリー
戦国時代末期、花と町衆を愛する風変りな男がいた。男の名は池坊専好。京都・頂法寺六角堂の花僧で、いけばなの名手だ。専好がいけた松は、岐阜城大広間で権力者・織田信長の心を奪い、豊臣秀吉、千利休をもうならせた。 この男、人の顔と名前を覚えられないうえに、口下手である。その上、秀吉や利休など超有名人の眼前でも権力には全く興味なし!花をいけることのみが彼の至福なのだ。時は流れて・・・愛息・鶴松を亡くして正気を失った秀吉は圧政を敷いて、己に異を唱える者どころか陰口を言った町衆にさえも残忍な粛清を始める。死に追いやられた者の中にはともに美を追い求めた友人・利休や、専好を慕う町衆たちの姿もあった。愛する人々を守る為、そして、平和な世を取り戻すため、専好は天下人・秀吉に対して一世一代の大勝負に挑む。彼が手にしたのは刃(やいば)ではなく花だった・・・。
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